五行説における【水】の重要性とは?バランスが肌に影響大!?四柱推命

今年の冬は降雨量が少なく、冬はただでさえ乾燥しがちですが例年以上に乾燥を感じている方が多いのではないでしょうか。
乾燥からくる痒みで皮膚科へ通う人が例年に比べて多いんだそうです。
空気が乾燥して、肌も乾燥してしまってトラブルに繋がっているんでしょう。
雨(水)がないから乾燥する。
当たり前のことですよね。
実はこれ、四柱推命でも同じことが分かるのです。
四柱推命で【水】というエネルギーを多く持っている人、もしくは、全く持っていない人というのはバランスを崩した時に皮膚に影響が出る場合がある、と言われています。
こちらの記事では、四柱推命の五行について、その五行の中の【水】の持つ特徴、そして水のエネルギーが不足、または、過分になった時にどう影響が出るのかをご紹介します。
五行説とは?

四柱推命は占いの帝王と呼ばれる的中率を誇る占術です。
四柱推命は宇宙のリズム(天体の動き)、地球のリズム(季節の巡り)などの自然哲学思想を取り入れたもので、学問としても使われているものです。
日本では、平安時代の陰陽道の考えの基本にもなっていたものです。
陰陽師、安倍晴明は有名ですよね。
その自然哲学思想の1つが【五行説】です。
五行について知ろう!
五行説は、この世にあるすべてのものを5つのエレメントに分けていくという思想です。
これは、実体のあるもの・ないものも含めて、すべてのものを分けていきます。
その5つが【木・火・土・金・水】というものになります。
四柱推命では、命式というものを使って各個人がどの五行をメインに使っているのかを探り、メイン以外の補佐となる五行は何を持っているのかを見ていきます。
この五行のバランスを見ることでその人の特性や、運気に流れる五行との関係を見てどう過ごせば良いのか、を探っていくんですね。
この五行は、他にも方位を司っていて風水に活用されたり、各五行が担当する臓器や感情との関連性から健康面についての対策なども講じることができるようになります。
この五行はそれぞれが独立しているのではなく、周囲との関係で成り立っています。
隣り合う五行にエネルギーを与えたり・与えてもらったり、1つ飛ばした五行とは刺したり・刺されたりしながら形を変え、人生において必要な課題を受け入れて成長していくという、全ては繋がっていて持ちつ持たれつであることを目に見えた形で解釈することができるようになります。
五行を解釈することで、他人と自分の課題に線を引くことができるようにもなり、自分という人間を俯瞰的に知り「あるがまま」を受け入れることができるようになっていきます。
そして、支えてくれる周囲への感謝も生まれることでしょう。
水の五行の特徴とは?

五行は【木・火・土・金・水】とありますが、今回は水の特徴について掘り下げていきます。
水はそのまま、水を連想させるものがその特徴のイメージにつながります。
ですので、海や川、雨や霧といったものが象徴になります。
水はどんなものにも形を合わせ、そして、土に水を撒くと深く浸透していくことができます。
このことから、水はコミュニケーション力、変化、深く潜る智慧、という意味を持つ五行になります。
また、五行で最後に回ってくるエレメントであることから、老人性のある五行でもあります。
経験を重ね、智慧を貯め、それを人に還元し指導する力があると読みますので、水の五行が多い人、四柱推命でメインの五行が水の人は頭脳労働に向いている、無駄を省く合理性を追及していく人も多いです。
無駄を省く、が行きすぎると楽したい、動きたくない、にも繋がるのでその点は要注意ですね。
水が司るもの!
水というエネルギーは、方位は「北」、陰陽で分けると「陰」、時間は23時〜1時です。
この水のエネルギーを持ち、北を守る十二支は「子」に当たります。
ネズミは子だくさんで、巣穴にご飯をせっせと運ぶところから「子宝運」「蓄財運」とも呼ばれています。

私は名古屋市在住ですが、名古屋市でも有名な「金神社」というところには打ち出の小槌を持ったネズミさんたちがいますよ。
とっても愛らしいです。
ご利益のあった人の感謝で溢れる素敵な神社です。
ネズミさんの子だくさんという特徴と、水の持つどんな形にも合わせられる柔軟性・混じり合う様子、そして「北」の暗く夜の時間帯を掛け合わせることで、パートナーと仲睦まじく過ごす時間、とも捉えます。
これらを掛け合わせた結果、水は【愛情】を司どる五行でもあります。
恋愛運アップには北が良い、と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
その由縁は、ここから来ているのですよ。
水=愛情
水が不足して大地が干上がる、または、過分にあって水が溢れて洪水を起こしていると考えてみてください。
大地が我々人間の皮膚だと見立てると、水がもたらす影響が皮膚に現れるというのはイメージしやすいのではないでしょうか。
ここからは、私がもうひとつの仕事として活動してる「アニマルコミュニケーション」で感じたことも絡めてお話ししていきますね。
動物さんたちと暮らしている方は、その多くの方が自分の子ども同然に動物さんたちと暮らし、たくさんの愛情を注いでお世話していらっしゃいます。
私も動物たちと暮らしているので、その気持ちは分かります!
ですが、やはりそこは人間と犬では持つ特性が違います。
動物さんたちには自分のテリトリーも必要ですし、ゆっくり過ごしたい時間も必要です。
犬などは洞穴の動物ですから、狭く暗い場所を好む傾向にもあります。
そういった彼らの特徴を無視して常に構いすぎていると、愛情という「水」が過分になってしまうわけです。
逆に、自分のペースやテリトリーが必要だとしても、常に人の気配を感じていたい子もいます。
そういった子が長くお留守番をする時間が増えると「水」が不足して乾燥を呼んでしまうこともあります。
アニマルコミュニケーションのご依頼者さまからのご相談で、体を掻いて薬を塗っても飲んでもあまり効果がない、ということがあり、よくよくお話を聞くと、このどちらかに当てはまるケースがありました。
【水=愛情】が多すぎたり、少なすぎることで体が痒くなっていた可能性がありました。
これは、実は我が家の愛犬・ココアの話でもあるのです。

我が家のブラックのラブラドールのココアを四柱推命の命式から読み解くといてみます。
ココアはとっても甘えん坊で、愛(水)をもらって成長する【花】という魂のテーマに持つ女の子です。
とても優しく、愛情たっぷりでお世話上手な女の子ですが、自分が一番になりたい自己主張強めの特性も持っているのでヤキモチ焼きでもあります。
常に愛情を向けてほしい、そのもらった愛を周囲へ還元する役割を持っている子です。
普段の彼女と接していても、その特性は出ています。
優しく繊細がゆえに気が小さいところもあり、常に家族の空気を読む子です。兄弟で言い合っている(喧嘩ではなく、興奮して大きな声出しているだけ)様子を見るだけで、自分のハウスに入って様子を伺っていたりもします。
そんなココアが、しょっちゅうではないにしても、体を執拗に掻く時があります。
季節の変わり目、花粉の影響かとも思ったのですが、それだけじゃない気がしていました。
私は基本的に在宅で仕事をしていますが、時として外出して長時間留守にすることもあります。
そういったあとは、その寂しさからか体を掻くことが多い、ということに気がついたのです。
要するに、愛情がたっぷり欲しい彼女のにとって、たまにの出来事でもいつ家族が帰ってくるのか、という不安と心配で日頃溜めていた「水=愛情」のエネルギーが枯渇してしまって、自分の中にある「花」という魂の本質が枯れかけていたようです。
彼女は元来、持って生まれた性質に「水」が冷えやすいという命式を持っているので、水の影響を大きく受けている、というのも理由の1つだったと思います。
常に淀みなく流れる水であることが大切になる子ですが、寂しいという感情が重なることで冷え切った水になり、さらには、澱んでしまい体内で蓄積してしまっていたのでしょう。
彼女を通して、必要な水の量は個人差があり、それに合った適量の水を与える必要があるのだ、と教えてもらえました。
もちろん、これが痒みの原因の全てではありませんので、何か痒みで気になることがある場合はかかりつけの獣医さんにご相談の上、上記のことをご参考になさってくださいね。
ちなみに、自分自身の適量を知るには、四柱推命で命式全体を見ることでもできますよ。
まとめ
子どもでも動物でも、自分自身へも、適切な「水」を与えてあげることは心身ともに健やかになることに欠かせないものになります。
多すぎない、少なすぎない、その量を見極めながらほどよい距離感を保つことが大切です。
水には「観察の力」もあります。
相手を知り、相手を理解しようとして、自分だけの思いをぶつけずに相手を信頼する。
この姿勢も「愛」なのだと思います。
水は流れることで清らかな水質を保てるように、皆さんも周囲の人と清らかな愛情の交換ができますように願っています。