五行説とは?わかりやすく解説!
占いの帝王と呼ばれる「四柱推命」は皆さんご存知ですか?
今テレビに出ている有名な占い師さんたちも、オリジナルメソッドの占いのベースにはほぼほぼ「四柱推命」を取り入れているほど、高い的中率を誇る信頼のある占いでありわかりやすいです。
その四柱推命の考え方のベースにあるのが【五行説】。
今回はその五行説について、わかりやすくご紹介していきます。
Contents
四柱推命・五行説とは!
四柱推命は中国発祥の占いで、とても歴史が古く約2000年前にはあったと言われています。
今でこそ、「占い」と捉えられている四柱推命ですが、実は2つの思想をもとに作られたもので、元々は学問だったものです。
そんな四柱推命の元になっている思想の1つが「五行説」なのです。
ちなみに、もうひとつの思想は「陰陽説」。
それについては、別記事でまとめてありますので、そちらをご覧ください。
四柱推命をわかりやすく解説!
読んで字の如く、4つの柱でエネルギーバランスや運気など、その人の運気を読み解き、推命していくものになります。
その4つの柱を支えるものを干支(かんし)と呼びます。
干支は全部で60個あり、その60個を順番に回っていってひと回りして生まれた年の干支に回ってきます。だから、60歳で還暦、ひと回りして生まれた時に戻る=赤ちゃん=赤いちゃんちゃんこ、なのですよ。
その干支の元になっているのが【五行説】なのです。
四柱推命は、その4つの柱の中にありとあらゆる情報が詰まっています。
その情報を読み解くためには、これからご説明していく五行の仕組みをしっかりと理解できているのかがカギとなっています!
五行説をわかりやすく解説!
五行説は、この世の全てのものを5つのエレメントに分けていく、という思想です。
全てというのは物質的なものから、精神性の部分まで全てをこの5つに振り分けていくという思想です。
だからこそ、五行を知りさえすれば、個人の特性から感情、臓器、方位、色などいろいろなことを知ることができるようになります。
この5つのエレメントというのは【木・火・土・金・水】です。
5つについて簡単に説明しますと
木:頑張り屋さん、向上心、拡大思考、守備
火:情熱、自分軸、伝える、表現
土:安心、安全、育てる、引力
金:正義、行動、誠実、透明性、攻撃
水:コミュニケーション、自由、柔軟性、智慧
というキーワードを持っています。
そして、持ちつ持たれつの関係でこの5つは成り立っています。
【相生(そうしょう)】と【相剋(そうこく)】、そして【比和(ひわ)】と呼ばれる3パターンの関係です。
関係性を知ろう
ここでは、【相生(そうしょう)】と【相剋(そうこく)】、そして【比和(ひわ)】と呼ばれる3パターンの関係を解説していきます。
1、相生
これは、お隣のエネルギーがあるからこそ、自分の良さや特性を生み出してもらえるんだよ、という考え方です。
イメージがしにくいと思うので、動画を作ってみました!
ぜひご覧ください。
木が火を生み
その火は燃え尽きて土に還ります
土からは掘ることで金や金鉱が取れます
冷えた金から水が生まれます
その水が今度は木を育てます
この関係性で分かることは、自分だけでは成り立つことがなく、周りから分けてもらったエネルギーで成長させてもらい、育ったら今度はエネルギーを周りへ分け与えていくという循環していく関係性を表しています。
2、相剋
これは、五行における2つ隣の相手との関係をさします。
刺されたり、刺したりする関係のことなので、気の合わない相手、相性が良くない相手、頭の上がらない相手、と見ることができます。
ですが、相剋はそんな薄っぺらい考え方だけではないのです。
自分の中にある五行のバランスは均等であることがなく、時として同じ五行が過剰にあることによって行き過ぎたエネルギーを生むことがあります。
その過剰のエネルギーは時として暴走してしまうことも…。
だからこそ、その強過ぎるエネルギーを制してもらえることでバランスが取れることもありますし、自分の中に溢れ出るエネルギーを抜いて沈静化させてもらえることもあります。
一見すると自分を攻撃してくる良くない五行も、時として救世主ともなることがあるのを教えてくれる関係です。
理解しやすいように動画を作りましたので、こちらもご覧いただけたらと思います。
木は広がり過ぎる事でエネルギーを消耗してしまうので、金(斧やハサミ)で枝を伐採してもらうことも必要になります。
火は人々に情熱や温かさを与えられる存在ですが、時として、その勢いだけが先行して周りを巻き込んでしまうこともあります。なので、水をかけて鎮火する必要も出てきます。
土はそのままだと荒れた土地になってしまうので、何かを育てることで土地を豊かにして行きますが、同時に、養分を作物や木に渡す必要も出てきます。
金は土から掘り越しただけでは、ただの塊で価値がありません。火で溶かされ、叩いたり研磨して初めて、刀や鋏、宝石としての価値が生まれます。
水は人々の生活に潤いを与えますが、雨が続いて川や山から溢れ出た水が町を飲み込むこともあります。そのため、盛り土をするなどして、水の流れを変えたり、時として堰き止める必要も出てくるのです。
このように、刺し・刺されることが必要となる場面もありますので、必ずしも凶の関係、相性の悪い相手、とは言い切れないのです。
比和
同じ五行の相手を【比和】の関係と言います。
お互いの持つエネルギーが同じなので、スムーズに協力できる関係のことで、大吉な関係と見ることもできますが、元々、その五行が強過ぎる場合には新たに同じ五行が加わることで勢いが付きすぎてしまい、空回ったり、相手に迷惑をかけてしまうという場合もあります。
五行を知ることで起きること
自分自身の中にある五行のバランスを知ることで、こんなことが自分で分かるようになります。
自分が陥りやすい思考や感情の傾向
疲れが出た時の身体のバランス
苦手な味覚、好きな味覚
足りないものを補ってくれる人との関係
開運カラーやグッズ
このように、自分に足りないことに気がつき、足りないからガッカリ…ではなくて、足りないものは補えるし、どう補ったら良いのかも明確に分かるのが五行なのです。
私は四柱推命や五行のことを、自分から開運アクションを取りに行くことができるからこそ【動の占い】と生徒さんたちにお伝えしています。
自分自身をより高みに連れていくためにも、五行の本当の意味合いをしっかりと理解することが大切になります。
まとめ
五行説をわかりやすく解説しました。
五行説を理解することで、世の中は全てバランスが大切である、ということが理解できるようになります。
自分にとって良い五行が持って生まれたものの中にたくさんある人もいれば、逆に、自分にとって良くない五行が多く溢れている人もいます。
良くないように感じる五行も、相生・相剋・比和の3つの関係性の考え方をしっかりと理解することで、自分にとってプラスになる考え方もできるようになるのです。
良いと思う五行も、運気などど重なって自分の中に溢れすぎていたら荒ぶってしまいますし、悪い五行に見えるものも自分自身の味方になることも運気などによってはあるのです。
時と場合によって、その五行の良い・悪いの捉え方も変わるからこそ、自分がどう受け止めるかが大切。
良い悪いの表面的な部分だけで判断しない目を養うこと、自分を客観的に見ることをすることで、目の前の出来事に一喜一憂しないマインドを作っていくことができますよ。
そんな五行説について深く理解したい方や、五行説をベースにしている四柱推命を学びたい方はこちらに詳細がありますのでご覧くださいね。