四柱推命の信憑性はどれくらい?当たる確率や当たらないのかも解説!

四柱推命は中国発祥の占いで、その的中率の高さから【占いの帝旺】と呼ばれています。
でも四柱推命ってどれくらいの信憑性があるものなんでしょう?
そもそも、四柱推命の占いを受けてみてどれくらいの確率で「当たる!」と思う人がいるのでしょうか?
せっかく鑑定してもらう、学ぶなら、信憑性のあるものや当たる確率の高い占術のほうが良いと思う人は多いでしょう。
この記事では、その点を掘り下げながら四柱推命のことを書いていきます。
Contents
四柱推命ってどんな占いなの?

四柱推命は2000年の歴史のある古い占いです。
自然哲学思想と天文学により成り立っている学問となるものです。
四柱推命のベースとなるのは【陰陽説】【五行説】という思想です。
陰陽説というのは、世の中のもの全ては陰と陽のどちらかに振り分けられるという思想で、簡単に言えば、光もあれば影もあるのが当たり前、という思想です。
光(陽)だけが良いのではなく、影(陰)もあってこの世の中は成立している、というバランスをとり中庸であることの大切さを説くものなんですよ。
そして、五行説という世の中のものを5つのエレメントに振り分けるという思想で、この思想が言いたいことは、自分だけでこの世の全ての要素を持つことはできない、ということ。
持ちつ持たれつ周囲の支え合いがあっての自分である、そしてその自分も誰かを支えていくことができる存在である、ということを知ることができる思想です。
この2つの大きな思想に加え、天文学などの太陽や月の動きに合わせてみていくものです。
月や太陽の動きを見て作られたものが「暦」。要するに、カレンダーですね。
太陰暦は月の動き(満ち欠け)によって作られた暦、太陰太陽暦は太陰暦に太陽の動きを加味して作られた暦で、日本で旧暦と呼ばれるものになります。
この旧暦を使って出すのが四柱推命です。
節分ってありますよね。
あの豆を撒いて邪気払いする行事です。
あれは、旧暦でのお正月なのですが、それは太陽の動きを計算して算出されています。
なので、計算によっては節分が2月3日にはならないため、時折、2月4日になったりする年もありますが、その理由はこれです。
節分「季節を分ける」という意味があり、立春(旧暦のお正月)の前日を節分、と呼んで、邪気祓いして神様をお迎えしていたんですよ。
このように、自然哲学思想に加え、緻密な計算のもと出される暦を合わせて読むのが四柱推命です。
四柱推命は、日本人が持つ占いのイメージ「当たるかどうかも分からない根拠の薄いもの」ではなく、歴史の深い学問であるのです。
四柱推命、という名前の意味!
四柱推命という名前の由来は、四柱推命で読み解くときに用いる「命式(めいしき)」というものにヒントがあります。
四柱推命で占う時には、生年月日の他に、出生時間と出生地が必要となってきます。
この、生まれた年、生まれた月、生まれた日、生まれた時間を用いて「命式」を作成していきます。
この4つの要素を「柱(はしら)」と呼びます。
生まれ年の柱を【年柱(ねんちゅう)】
生まれ月の柱を【月柱(げっちゅう)】
生まれ日の柱を【日柱(にっちゅう)】
生まれ時間の柱を【時柱(じちゅう)】
というように呼びます。
4つの柱を使って、その人の特性や、その人にとって味方となる星などを命式内や運気から探ってその命運を推察していくものなので【四柱推命】と呼ぶのですよ。
命式とは、こんな感じのものですよ。

このように、4つの柱に分かれているため、幼少期・青年期・晩年、といった具合で年代別に起きることや、適職、パートナーのことなどなど、この命式だけでもさまざまなものを読み解くことができるものです。
ちなみに、生まれた時間をご存知ない方もいらっしゃるでしょう。その場合は、時柱以外の3つの柱でも見ていくことは可能ですよ!
四柱推命の当たる確率は?

当たる確率は100%!!
にもなれば
当たる確率は60%!!
にもなりえます。
どうゆうことかというと、意識の持っていき方によって結果など簡単に変えられてしまう、ということなのです。
【当たる占い師】の中には、あえて相手を不安にさせたり心配にさせたりすることを言う人もいます。
人の脳は「安定・安全」であることを望みます。
これは、古来の人間の生活に由来していて、狩りなどの途中、危険なことを察知できないと命の危険に晒されてしまいます。
だからこそ、普段と違うことに対しては反応するようにできています。
現代社会におき変えると、狩りなどはしなくても生活の中の【変化】に対する不安などの脳への負担は変わらず大きく、心的ダメージも大きくなるのです。
だからこそ、どうしても安定して安全である生活を望む傾向が脳にはあるのです。
そこで、不安や心配になるような言葉を聞くと、脳の働きとしてそちらに意識が働き過ぎてしまうので、生活の中でほんの少しでも気にかかるようなことが起きると
あ!これってあの時言われたことなのかも💦
と勝手に思い込んでしまったりするのです。
要するに、不安や心配な言葉を聞くと、人は潜在的に頭に残り、結果、そちらに行動も傾いていきやすい、ということでもあるのです。
なので、当たる占い師は簡単に作れますし、当てようと思ったら100%にだって出来ちゃうのです。
当たる占いを求めるよりも大切なこと
前述のように、当たる占い師というのは簡単に誕生してしまいます。
占いに依存してしまう人というのも、不安な気持ちや心配な気持ちを知らないうちに利用されていた、なんていうこともあり得るのです。
当たってると思わせて、また自分のところに戻ってくるように依存させるというやり方ですね。
でもそれで本当に良いのでしょうか。
自分の人生を、他の誰かに言われたことに振り回されていくなんて、面白くないですよね。
思い通りにならないからこその人生。
それならば、その人生を楽しみながら、自分の意思で舵を切れるようになりたくないですか?
そのために必要なことは、自分という人間を知り、自分自身の活かし方を客観的に見ること、俯瞰的視点を持つ、ということです。
特に、優しい方こそ周りの人の影響を受け、自分という人間がどういうものなのかを見失いがちです。
また、威圧的な人がいるような環境に身を置いていた人もそういう傾向が見られがちです。
まずは持って生まれた本来の自分を知り、整え、自分を受け入れるところから始めていきましょう。
四柱推命の【命式】にはそのヒントが詰まっています。
当たるのかを気にするより、自分で舵を取ろう

命式の中にある、たくさんの自分に秘められた可能性を表す星たち。
この星たちを全部満遍なく使いこなすなんて、正直、無理な話です。
同じ生年月日の人は同じ命式を持つことになりますが、当然、全く同じ人生を歩んでいる人など一人もいらっしゃらないことでしょう。
それは、自分の置かれた環境や人間関係、それまでの経験からの思考などが違ってくるからです。
どれだけ命運が天体の動きや緻密な計算から導き出されていたとしても、生きていくのは「今のあなた自身」なのです。
自分の人生です、何かに縋るのではなく、自分で意図して切り開いていく方が楽しいと思いませんか?
その切り開くための、あなたの中に眠る武器、それこそが命式の中にあるたくさんの星たちです。
そして、どの武器を使うのかもあなた次第なのです。
行動力の星を使ってみんなを惹きつけるリーダーになるのも、文才の星を使って言葉で人の心に届くものを残すのも、今のあなたが決めて良いのです。
人生の先に何があるかなんて、神様以外には分かりません。
けれど、自分の武器となるものを知ってさえいれば、それはとても心強いもの。
それを探るのが四柱推命です。
星も使わなければ意味がない
逆を言えば、どれだけ良い命運の命式を持っている方でも、何も行動を起こさずにボ〜っと過ごしていたら当然、何も起こりません。
どんな命式も、やはり行動することは大切です。
良い、悪いは自分で決めること。
出た結果がたとえ悪く見えたとしても、そのための対策を取っていけば未来は必ず変わっていきます。
信憑性に頼るのではなく、それをどう捉えていくのかを大切にしていきましょう。
まとめ
四柱推命は歴史が深く、根拠のある占い・学問です。
ですが、それをただ鵜呑みにするのではなく、その結果を踏まえた上で、どう行動するのか、どういう意図を持って人生を歩んでいくのか、それが本当に大切です。
より良い人生にするのは、今のあなたの気持ちと行動です。
それを忘れずに、占いの結果に振り回されず、占いを活用できるようになっていきましょう!