五行で読み解く、私と愛犬たちの深いつながり〜ペットとの相性を知ろう〜

私たちの日常は、すべてエネルギーで成り立っていることをご存知ですか?
命あるもの、無機物までも、細分化していくと【エネルギー体】となっていくのです。
自分がどんなエネルギーの種類を帯びているのか、大切なあの人はどんなエネルギーを帯びているのか、考えてみたことがある人は少ないかもしれません。
とはいえ、エネルギーという実体の無いものを知るというのはなかなか難しいですよね。
そこで、「五行」という形に置き換えてそのエネルギーをみていくことができるようになるのです。
このエネルギーは世の中にある全てのものが帯びていますので、人間だけでなく、一緒に暮らす動物さんたちにも当てはまるということになるのです。
この記事では、「金の陽」の私と、「水・金・木・火」の陰の五行を持つ4匹の愛犬たちとの関係を通して、五行が暮らしの中でどう活かせるかをご紹介します。
五行占いに興味がある方や、ペットとの相性を知りたい方にとって、新しい視点となるヒントが詰まっています。
五行とは?自然のリズムで人も動物もつながっている

「五行」とは、この世にある全てのものを【木・火・土・金・水】の5つのエネルギーに振り分け、その流れをみていくことで「今」の状態を探っていくものです。
東洋思想においては、自然界のあらゆるものがこの五行のバランスによって成り立っているとされています。
この五行は、風水や四柱推命といった占いに使われていたり、漢方や薬膳、鍼灸といった東洋医学につながるものでもあるのです。
なので、「なんとなく」のふわふわしたものではなく、根拠のある「学問」の一種だとご理解していただけたらと思います。
この五行での解釈でいくと、私たち人間も、そして動物たちも、それぞれに「生まれ持った五行エネルギー」を持っていて、性格や行動のクセ、相性の良さや関係の築き方にも影響していると考えていきます。
最近では、五行タイプ診断やペットと相性を見る五行占いも注目されており、「人と動物の関係を深く理解するためのヒント」として活用され始めています。
では、どう見ていけるのか?
我が家の愛犬たちと私の関係を例に見ていきましょう。
私は「金の陽」。しっかり者でまっすぐ、でも少し頑固!?

「金の陽」は、責任感があり、決断力がある五行です。
まっすぐで芯が強く、白黒はっきりさせたい性質でもあり、人情や義理を大切にするため大切だと感じている人に頼られる時にやる気がぐんぐん湧いてきます。
そんな周囲から頼られるキャラクターを持つ一方で、柔軟さに欠けてしまうこともあるため、時には「頑固」と見られることもあります。
この「頑固」さも道なき道を突き進める「突破力」にも変換していくことができるため、正義と自分の意志をとことん貫き通す力を持っています。
そのため、波乱万丈な人生になりやすい傾向にもある五行です。
私はこの「金の陽」のエネルギーを自分のメインエネルギーとして持って生まれてきました。
特に幼少期には「筋が通っていないことが嫌い」「約束を守らないのは許せない」など、典型的な金の陽の特徴に納得することが多くありました。
今でこそ、そんな五行の性質を知ったことでかなりマイルドにはなりましたが、このマイルドになった理由の1つが、愛犬たちとのエネルギー交換に秘密があったのです。
そんな私が暮らす愛犬たちは、個性豊かな4匹。
大きさもそれぞれです。
大型犬から小型犬までバリエーションに富んでいます。
犬種もさまざまです。
なぜかというと、主にペットショップで売れ残っていた子たちで気になって気になって家族に迎え入れた経歴を持っているからです。
そんな偶然のような出会いで私の家族になってくれた子たちですが、五行で見てみると出会いには意味があった「必然」であったと再認識することができたのです。
では、それぞれの五行が関係性にどのように影響しているのか、紹介していきます。
わんこ4姉妹長女:キャンディさん【水の陰】

我が家のわんこ4姉妹の長女はラブラドールのキャンディさんです。
彼女のメイン五行は「水の陰」です。
「水の陰」は、感受性豊かでとても繊細で優しい気質の五行です。
心の機微に敏感で、直感的に人の気持ちを察知することができ、愛情をたくさんもらいたいと願う子なので、散歩中に「あの人なら撫でてくれるかも!」という人を見つけるのが本当に上手です。
その一方で、自分の気持ちを引いてしまう遠慮がちなところもあるので、一番大きな体を持ちながらも妹たちに押され気味なところもあります。
この子の存在は私にとって、水が周囲へ潤いを与えるように心の潤いを与えてくれる「癒しの存在」。
私は金の陽で直線的なエネルギーを持っている分、考えるよりも行動をしていく性質をもっているため、心の奥底を掘るのは少し苦手な傾向に。
でもこのキャンディさんは、寄り添うような優しさのエネルギーで、私にわだかまりやこだわりを「流す」ことや、相手を一旦「受け入れる」ことの大切さを教えてくれる存在です。
まさに五行の関係でもある「金は水を生む」関係。
私の強さから、優しさや感受性が育まれていく相性です。
わんこ4姉妹の次女:ラテさま【金の陰】

ポメチワのラテ様は「金の陰」のエネルギーを持つ子です。
「金の陰」は、几帳面で美意識が高く、控えめだけど芯があるエネルギーです。
実際、外では誰に対してもソフトな対応をすることができる子ですが、「ラテさま」という愛称からも分かるように、家ではかなりの「強さ」を誇示している子です。
自分のルールがはっきりとしていて、それに合わないものは例え相手が大きくてもキレ散らかす一面も持っています。
そんな彼女との関係は、金の陽である私にとって、同じ「金」を持ちながらも自分の意志を貫き通す「方法」に違いがあり、その違いを教えてくれる“私の影”のような存在でもあります。
五行でいうと「同じ金同士」は“強め合う”関係にあたりますが、陰陽が違うためお互いの存在の足りない部分を補ってくれる関係でもあるのです。
彼女は「金」の波瀾万丈さで、長い期間ペットショップのショーケースの中で過ごしていましたが、力強く生き抜いてきた過去を持っています。
この子と過ごすことで、私は「我を抑えながらも負けない心」「人と相対する時にはソフトさも必要」ということを教えてもらえるようになりました。
わんこ4姉妹三女:ココアちゃん【木の陰】

三女は黒ラブラドールのココアちゃん。
「木の陰」を持つ子です。
「木の陰」は、柔軟性を持ちながら大きなエネルギーを秘めている子です。
相手に合わせていける対応力を持ちながら、人は人、自分は自分、という線を引くことができる「マイペース」も持つエネルギーです。
木の陰のエネルギーには、人を緩めてくれる優しさがあります。
私のように秩序やルールを重んじる「金の陽」タイプにとって、この子は気づきのエネルギーを運んでくれる子です。
五行的には「金は木を切る」という関係で、真向かいの関係性と見て敵対すると見ていきます。
ですが、私の五行バランスにおいて最も足りてない五行が「木」なのです。
この「木」が無いことで私の「金」のエネルギーが暴走しやすく、暴走することによってストイックさが強くなり力を抜けるタイミングを見失ってしまいがちなのです。
なので、ココアが私のそばにいてくれることによって足りない「木」を補ってくれ、私の肩の力を抜いてくれるようになるのです。
この子と暮らすうちに、「完璧じゃなくてもいい」自分だけの花を咲かせていけばそれで良い、と教えてもらえるようになりました。
そして、この足りない五行を補うという意味では長女:キャンディさんも同じように私に足りない「水」の五行を補ってくれる存在なのです。
この子たちの存在は、私のエネルギーバランスを整えるのに大きな役割を担ってくれていたのです。
わんこ4姉妹末っ子:あんず【火の陰】

末っ子はトイプードルのあんず。
彼女は「火の陰」を持っています。
「火の陰」は、誰にでも自分を理解してもらいたいと思っているのではなく、自分の温かさや優しさを理解してくれる人と心からの繋がりを望むタイプです。
そのため、彼女は外に出ると怖がりで神経質な面が出ますが、家にいると非常に甘えん坊で、自分の気持ちを全身で表現してきます。
自分が輪の中心でありたい!という我の強さも自分が心許した仲間内だけで発揮していきます。
五行では「火は金を溶かす」とされ、ココアと同じく私の持つ「金」とは相対する関係性になっています。
けれど、「金」はそのままではなんの役にも立たないので、刀や宝石のように鉱石の状態から火で温めて溶かすことで「本物」の価値のある存在に変わっていくのです。
同じように、あんずの「火」も私の中の硬さを溶かしてくれる存在。
この子がいるだけで、場の空気がやわらかくなり、私の中にも「感情を表現することの大切さ」が芽生えてきました。
感情を表に出すのが苦手だった私にとって、この火の子は「心を開く」練習相手のような存在です。
愛らしい仕草も私にとって足りない部分かと思います笑。
五行は、人と動物の関係を深くしてくれる“言語”

共に暮らす動物さんたちとの相性や関係性を「性格」や「しつけ」だけで対応しようとすると、うまくいかないことはありませんか?
そんな時こそ、五行という視点から見ることで、「なぜその子がそんなふうに感じるのか」「私のどの部分がこの子の行動に強く反応してしまうのか」が目に見えた形で浮かび上がってくるのです。
そうすることで、どう対応すれば良いのか、どう接したら良いのかの対策も講じられるようになっていくのです。
私と4匹の愛犬たちの五行の関係を振り返ることで、私は「違いこそが豊かさであり、学びである」ことを実感しました。
動物さんにも個性はあります。
なぜか動物さんが相手だと、「犬はドッグランが好き」「猫は自由気ままな性格」という先入観が強く働き過ぎてしまいがちで、その個性を知り、その個性に合った対応をしていくという思考が欠落しやすいのが現状です。
自分を知ることは相手を知ること。
これは、人間関係のみならず、動物さんとの関係においても全く同じことが言える、という思考を持っていただける結果につながれば嬉しく思います。
【まとめ】五行で日常を読み解くと、ペットとの関係ももっと深くなる
「五行は特別な人が使うもの」「占いの一種でしょ?」と思っていた方も多いかもしれません。
でも【五行はとても実用的な“人間関係の地図】です。
そして、人と人だけでなく、人とペットとの関係にも応用できることで、もっと優しい目線で相手と向き合えるようになります。
ぜひ、あなたも自分やペットの五行タイプを知ってみてください。
日常の中に、小さな気づきと、深い愛情が広がっていくかもしれません。
五行についてしっかり学べる講座もご用意しています。
お気軽にご参加くださいね。