春になると気分のムラが起きる?メンタル不調や体調不良は「木」のエネルギーが関係?【四柱推命】

まだまだ寒さ厳しい日が続いていますが、立春を過ぎ、暦の上では「春」を迎えました。
春は生活が変化する方も多いですね。
卒入園、卒入学、就職、転勤、それに伴うお引越しなど、生活が物理的に大きく変わる方も多いでしょう。
期待に胸膨らませてワクワクしたり、新しい環境に緊張したりと、精神的にもそわそわと落ちつなかい人が増える季節です。
そのため、春は気分のムラが起こりやすい季節でもあります。
また、メンタル不調や体調不良になりやすい季節でもあります。
でも、それは環境の変化だけが理由でしょうか?
この気分のムラが起きる理由は、四柱推命で解明できるのです。
なぜ、占いと言われている四柱推命で季節のお悩みが解説できるのか?
その秘密は、「五行説」にあります。
この記事でわかること
- 春になると気分のムラが起きる?
- メンタル不調や体調不良は「木」のエネルギーが関係?
四柱推命を元にして、春に起きる精神的不安定さについて解説していきます。
Contents
四柱推命と心の動きとは?

四柱推命は歴史が古い中国発祥の占いです。
「占いの帝王」とも言われているものになります。
帝王と言われる所以は、その的中率の高さと見られる内容が多岐にわたっていることです。
例えば、個人の特性に始まり、占いでテッパンとなる「相性」も見れますし、運気のリズムはもちろん、周囲の人との関わり方や育てられ方、晩年へ向けての対策も練ることが出来ます。
適職や金運などについてみることも可能です。
それ以外にも「健康面」についてもみることが出来ます。
これら全てに関わっているのが【五行説】、五行説の中でもある部分にフォーカスすることで見られるのが「健康運」になります。
では、五行説とは何が見られるのか、五行説のどこにフォーカスしたら健康運が見られるのかを順番に見ていきましょう。
五行バランスを知る!
五行説と呼ばれるものは、四柱推命の要となる思想の1つです。
この世にある全てのエネルギーを5つのエレメントに振り分けていく、という自然哲学思想です。
その5つというのが【木・火・土・金・水】です。
この5つのうちどれを自分の特性のメインとなるものとして持っているかで、特性や運気のリズムなどを読み解いていきます。
魂の核となる部分、といえばイメージしやすいでしょうか。
ですが、人間というのは複雑な感情を持った生き物です。
そのため、メインとなる五行だけでは説明がつかないようないろいろな面を持ち合わせています。
そのいろいろな面というのを知るために必要なことは、自分の持って生まれたものの中にはメインとなる五行以外にはどんな五行が詰まっているのか、ということを知ることです。
この自分のメイン以外の五行が、自分にとって追い風になる五行なのか、自分のエネルギーを渡す五行なのかを見極めることもできます。
イメージ例です。

自分のメインが何かによって、応援団となる五行などは変わります。
また、自分のエネルギーを渡すということは、自分の身を削っているという意味になるので、エネルギーを消耗する五行、とも見ます。
このあたりは四柱推命初級講座でしっかりお伝えしていますので、興味のある方はぜひ学んでみてくださいね。
バランスを知る理由!
自分自身の五行のバランスを四柱推命で推し量ることにより、足りないものを補ったり、多すぎるものは抑えたりしていくことができるようになります。
この、五行のバランスを整えることは、自分の心身を整えていく上で欠かせないことにつながっていくのです。
四柱推命の目指すところは【中庸】であることです。
中庸とは、過不足もなく、偏りもない状態のことを指します。
この五行のバランスが整っている時、エネルギーが澱みなくまわるようになるので、心のざわざわが起きにくく、実生活のでも安定して過ごせるようになるのです。
けれども、生きている限り、誰しもこのバランスは崩れやすく、常に均等に整えていけるということは不可能に近いでしょう。
ですが、自分という人間の中にある五行のバランスを知ってさえいれば、崩れているなぁと感じた時には修正をかけていくことができるようになります。
この「崩れているなぁ」と感じる気づきの1つが感情です。
五行は感情も司っているので、自分が陥りやすい感情の傾向も読めます。
例えば、クヨクヨしやすい、楽観視して適当にやり過ごす、などです。
そんな思考癖に気がつくだけでも、修正がかけやすくなるのです。
そして、この感情が春には「不安」や「緊張」そして「怒り」となって現れやすい季節でもあるのです。
そのため、メンタル不調や体調不良になりやすい季節でもあるんですよ!
では、そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
【木】が司どるもの!

四柱推命において、五行は大切な思想の1つだとお伝えしました。
その五行は前述した感情以外にも、さまざまなものを司っています。
時間、方位、季節、対応する臓器、五感についてなどもそれぞれが司っています。
そのうちの【木】が司どる代表的なものは以下の通りです。
・3〜7時
・東
・春
・風
・怒り
・肝臓、自律神経
・視覚
・酸味
木の司るものの関連性とは?
上記の気の司るものをイメージしやすいように言葉で説明すると、こんな感じです。
【木】の持つ時間はこれから朝日が昇り、生き物が活動を始める時間です。
そして、木が持つ春という季節も命が芽吹く季節です。
そのため、若々しくやる気に満ち溢れる【木】。
このことから、木の五行をメインに持つ人は向上心にあふれ、活動的な人が多い、と読むことが出来るのです。
無から有を生み出せる始まりを意味し、エネルギッシュで人を惹きつけるリーダー性も発揮します。
そして、春には春一番、という言葉にもあるように「風」が吹く季節です。
芽吹いた花たちの花粉が風に乗って飛んできます。
そのため、目が痒くなったり、しょぼしょぼして見づらいなど、視力に影響を感じる人も多くなる季節です。
私も中学生の春、突然視力が落ちてしまったことがありました。
また、花粉を解毒しようと肝臓が頑張るため、春は肝臓がお疲れ気味の人が多く、その木の五行が乱れることによって、木が司どる怒りの感情や自律神経を乱すことにつながってもいきます。
怒りっぽくなる、または、怒る気力を失う、弱気になる、人との関わりを避ける、などといった形で感情が崩れやすい季節でもあります。
そして、メンタル不調や体調不良につながっていきます。
そのため、オレンジやグレープフルーツなどの酸味のあるフルーツのアロマなどを焚くと、元気や生きる力が湧いてくると言われています。
これは、疲れてエネルギー不足になった「木」の五行を、酸味のあるフルーツの香りを嗅覚から取り入れて整えているのです。
自分の五行バランスと季節性!

春になると、こういった事象が起こりやすいのは【木】という五行の季節だからこそです。
五月病、というなんだかやる気がなくなってしまうことの通称も、この「木」の持つ五行の特性を知っていれば納得な内容だったります。
では、全員がその影響を受けるのかと言えば、そうではありません。
大なり小なり、多少の影響はあれども、個人差も大きいでしょう。
実際、私は花粉症持ちではないので春は大好きな季節ですが、家族は花粉症持ちなので春は憂鬱だ、と言っていたりします。
こういった違いは、先に説明した、自分の持って生まれた五行のバランスとの関係も大きく関わってきます。
自分の持って生まれた五行バランスが、【木】という春の季節を迎えたときにどうバランスが変化するのかを見る必要があるのです。
崩す人もいれば、気の流れが整う人もいます。
また、自分の持って生まれたものだけでなく、その年に流れる五行も関係してきます。
例えば、2025年は【乙巳】の年です。
乙は「きのと」と読み、【木】の五行の1つです。
元々自分の持って生まれたものの中に、木がたくさんある人は、運気の流れでも「木」が巡ってきて「木」の勢力が増し、その上にさらに春の「木」が加わることによって、「木」が溢れかえっている状態になります。
こういったものを持っている人などは、特に春は気持ちが落ち着きにくく気持ちが不安定になりやすい、イライラが例年に増して強く感じる、ということが起こりやすい状態になっている、と読んでいきます。
だからメンタル不調や体調不良になるんです。
それを知ることで
今年は特にイライラしやすいのだな、気をつけよう
と意識するだけでも、言葉を発する前に一呼吸置く、出かける時には焦ってイライラしないように時間のゆとりを持って行動する、などの対応も可能になっていくのです。
だからこそ、常日頃から自分という人間の特性を「俯瞰的」に観察することが重要となってくるのです。
まとめ
春は「木」の五行が活発になる季節。
誰しも気持ちが不安定になりやすい季節!
また、メンタル不調や体調不良になりやすい季節でもあります。
ですが、春は無から有を生み出すエネルギッシュな季節でもあるんですよ。
不安や心配に目を向けるよりも、動き出す日常の中で自分のワクワクの方へ意識を向けるようにするだけでも、湧いてくる気持ちが変わってきます。
落ち込んでしまった時には
「そんな時もあるよね、普段から私は頑張っているからね。」
と無理せず自分を受け止めることも大切です。
自分の感情も俯瞰的に観察し、ただただその感情を認めるようにしましょう。
柑橘系の香りを嗅いで頑張っている自分を癒す時間を取るなどしてみるのもおすすめです。
気分が落ちやすいのは自分だけじゃない、この季節には誰しも起こり得ること。
これくらいの心のゆとりを持って、新しい生活を楽しんでいきましょう。